航空人間工学に関する知識の普及、情報の共有化を目的として、他分野を含む幅広いヒューマンファクター研究にかかわる進展、事故事例から得た人間特性及びヒューマンマシンインターフェイスに関する事故防止方策の動向を分析検討する。
日時:2024年7月9日(火) 13:00-17:10予定
場所:東京都品川区 野村不動産天王洲ビル2階ホール(ウイングホール)
講演:Advanced Air Mobility関連の4演題を予定
ヒューマンファクターや各企業による安全への取り組みなどを介し、学び・知見を得ることを目的に、施設見学会を計画・実施する。可能な限り、一般公開していない施設・場所を対象とする。
また、人間工学に関する基本知識の学習、他研究部会の講演、イベントへの参加なども検討する。
インターネットを使った部会ホームページを活用して当研究部会の活動内容を広く周知するとともに、活動案内の掲示や会員からの参加申し込みに活用する。
また、例会講演資料の電子化への対応を検討する。
適宜委員会及び幹事会を開催し、部会活動を円滑に行うとともに、会員の意見を部会活動に反映させるよう努める。対面式・オンライン形式の両方を活用し、効率化をはかる。
学会誌への投稿、または学会の全国大会または支部大会での発表について検討、実施する。
例会(公開講座)及び見学会の活動を通じ、航空安全の推進に関わる官・民・学の関係者が交流する場を当部会が提供する。関係者がお互い情報を共有し、議論を行うことや、新たな人脈を構築することで航空人間工学や航空安全技術に関する動向等の知見獲得が可能となり、航空の安全の推進へ大きく貢献できるものと考える。
航空人間工学に関する知識の普及、情報の共有化を目的として、本年度は、他分野を含む幅広いヒューマンファクター研究にかかわる進展、事故事例から得た人間特性及びヒューマンマシンインターフェイスに関する事故防止方策の動向を分析検討する。
前年同様以下内容で例会を開催した。
<例会概要>
日時:2023年6月16日(金)13:00-17:10
形式:対面式
場所:野村不動産天王洲ビル2階ウイングホール
講演内容:
1.「空港制限区域内におけるレベル4相当自動運転の導入に向けた取組」 JCAB 谷 拓歩様
2. 「MCC(Multi Crew Co-operation)訓練」 ANA水野 昌彦様
3. 「航空医学実験隊における研究紹介」 航空医学実験隊 伊奈 伸一郎様
4. 「Crew Performanceについて 〜プレイヤーとチームの視点から〜」 JAL 和田 尚様
参加者数:83名
2022年度は自動車業界、2019年度は鉄道業界(2020年、2021年は新型コロナウィルス感染により未実施)と、ここ数年は航空関係以外の業界の施設見学を行ってきた。今年度は、原点回帰で航空業界の取り組みを学ぶという事で、2019年度に新たに開設された全日本空輸(株)様の訓練、安全教育施設であるANA Blue Base(ABB)の見学を実施した。施設側の受け入れ人員の関係から最大20名迄ということで航空人間工学部会の委員、幹事およびその所属会社で募集を行った。
日時:2024年2月26日(月)
場所:ANA Blue Base(ANA安全、教育総合施設 東京都大田区)
参加人数:19名
見学内容:客室訓練施設、安全啓発センター
インターネットを使った部会ホームページを活用して当部会の活動内容を広く周知するとともに、活動案内の掲示を行った。
A. 委員会
今年度5月、3月に臨時委員会を開催し、緊急決議案件の対応を図った。その他例年通り2回の委員会を開催し、年度の計画、実施、次年度の計画などの決議を行った。
<1> 第76回委員会(2023年5月26日、11:00-12:00)、Zoomによるオンライン形式
議題:
・ 今年度の委員会メンバー確認、2023年度計画予定
・ 2023年度予算
・ 謝礼金の支払いについて
・ 委員の退任について
<2> 第77回委員会(2023年12月1日、11:00-12:00)、Zoomによるオンライン形式
議題:
・ 2023年度収支状況
・ 第104例会(公開講座)開催報告
・ 第105回例会(公開講座)に向けた準備
・ 2023年度下期活動(施設見学会)について
・ 部会継続条件の実施状況
・ 今後の予定
<3> 第78回委員会(2024年3月21日、10:30-11:00)、Zoomによるオンライン形式
議題:
・ 部会長選出
・ 供花費用支出確認
<4> 第79回委員会(2024年3月21日、11:00-12:00)、Zoomによるオンライン形式
議題:
・ 第105回例会(公開講座)開催準備
・ 例会冊子の電子化について
・ 事業報告・事業計画
・ 今後の予定
B. 幹事会
3回(4、11、3月)開催
幹事会を開催し、例会及び見学会の開催可否や形式等について議論を行い、部会活動を円滑に進めるとともに、会員の意見を部会活動に反映させることができた。
今年度もコロナ前と同等の活動を実施することができた年であった。例会(公開講座)は、活動目的を重視し対面式にて行ったことにより、講演に対する活発な質疑、会場での会員同士の会話、情報共有が行われている様子がうかがわれた。また、例会後に、会社の安全についての新たな取り組みの参考とするために、講演者と直接連絡をとりたいとのご要望も受け、直接連絡をとっていただくような動きにもつながったことからも、当研究部会の活動目的である会員相互の情報交換の場を提供することができたと考えられる。
見学会では、最新の訓練施設を見学させていただき、会社のポリシーとしてより実際の状況に近い中での訓練を重視していることが垣間見られ、新たな技術も取り入れた効果的な訓練の工夫をしていることが実感できた。
以 上