2019年度 活動計画

(1)研究目的

航空人間工学に関する知識の普及、情報の共有化を目的として、本年度は、他分野を含む幅広いヒューマンファクター研究にかかわる進展、事故事例から得た人間特性及びヒューマンマシンインターフェイスに関する事故防止方策の動向を分析検討する。

(2)手段・方法

【1】研究例会の開催

日時:2019年6月14日(金) 10:00-16:30(受付09:30開始)予定

場所:野村不動産天王洲ビル2階

【予定講演】として

1) 航空機における気象の問題と解決に向けた研究(JAXA)

2) Competency Based Training 〜実運航に即した実践的な訓練の開発について〜(ANA)

3) 航空会社(JALグループ)における安全管理(JAL)

4) 医療におけるレジリエンスの考え方(横浜市立大学附属市民総合医療センター)

5) 失念防止法としての先取喚呼(鉄道総合技術研究所)

【2】施設見学会

下期に施設見学会を計画・実施する。

【3】委員会・幹事会の開催

適宜委員会及び幹事会を開催し、部会活動を円滑に行うとともに、会員の意見を部会活動に反映させるよう努める。

【4】部会ホームページの運営

インターネットを使った部会ホームページを活用して当研究部会の活動内容を広く周知するとともに、活動案内の掲示や会員からの参加申し込みに活用する。

(3)期待される成果

 航空安全の推進に関わる官・民・学の多くの組織が関わっているため、これらの関係者が交流し討議を重ね、情報を共有する場を当研究部会が提供することにより、航空人間工学の知見獲得が可能となる。また、航空の安全の推進へ大きく貢献できるものと考える。



2018年度 活動報告

(1)研究目的

航空人間工学に関する知識の普及、情報の共有化を目的として、本年度は、他分野を含む幅広いヒューマンファクター研究にかかわる進展、事故事例から得た人間特性及びヒューマンマシンインターフェイスに関する事故防止方策の動向を分析検討した。

(2)手段・方法

上期の活動として例会を開催した。また、下期の活動として施設見学会を行った。概要は以下のとおりである。

【1】第100回例会(公開講座)

日 時:2018年6月22日(金) 10:00-16:30

場 所:野村不動産天王洲ビル2階

参加者数:126名

講 演:

1.「飛行データに基づくパイロットの行動とワークロードの解析:OPSAMS」

 野田 文夫 氏

 (JAXA航空技術部門 客員研究員)

2.「日本及び世界におけるヘリコプタ安全活動の紹介」

 鷲田 修 氏

 (日本ヘリコプタ協会常任理事 JHST担当)

3.「ヘリコプタパイロット視覚情報支援技術の研究:SAVERH」

 舩引 浩平  氏

 (JAXA航空技術部門 研究領域主幹)

4.「鉄道におけるヒューマンファクターに基づく安全研究」

 和田 一成 氏

 (西日本旅客鉄道(株)安全研究所 主任研究員)

5.「医療におけるヒューマンエラー対策とレジリエンス」

 長谷川 剛 氏

 (上尾中央総合病院 院長補佐 情報管理部部長)

【2】施設見学会

施設見学会を以下の要領で実施した。

日時:2019年1月30日(水)10:00-12:00

場所:日本航空 第2テクニカルセンター 非常救難訓練センター

内容:地上スタッフ対象「緊急脱出研修」概要説明

   「緊急脱出研修」座学体験

   非常救難訓練センターの見学

   質疑応答

参加者数:24名

【3】委員会

本部会の運営に係る方針を決定するために、今年度は委員会を2回開催した。委員会の概要は以下の通りである。

●第67回委員会(2018年度第1回 委員会)

日時:2018年12月7日(水) 13:00-14:30

場所:(公財)航空輸送技術研究センター(ATEC) 会議室

議題: 

・本年度活動状況

・第100回例会(公開講座)

・第101回例会(公開講座)

・現時点での収支報告

・見学会について

・今後の委員会・幹事会の予定  

●第68回委員会(2018年度第2回 委員会)

日時:2019年3月7日(木)16:00-17:30

場所:(公財)航空輸送技術研究センター(ATEC) 会議室

議題:

・見学会報告

・第101回例会(公開講座)について

・2018年度会計報告

・2018年度事業報告

・2019年度事業計画

・第101回例会の準備

・今後の予定 / その他(事務局交代に関して)

その他、委員会および例会の活動準備等のため、今年度は幹事会を4回開催した。

【4】ホームページの運営

インターネットホームページにより、非会員も含め多くの関係者に対して航空人間工学への理解・関心を深めることに貢献した。例会の申し込みはホームページから行えるようになっており、広く周知できることで、今年度の活動においては非会員からの参加申し込みも多数あった。

(3)成果及び展望

 本年度の例会では「飛行データに基づくパイロットの行動とワークロードの解析:OPSAMS」「日本及び世界におけるヘリコプタ安全活動の紹介」「ヘリコプタ パイロット視覚情報支援技術の研究:SAVERH 」「鉄道におけるヒューマンファクターに基づく安全研究」「医療におけるヒューマンエラー対策とレジリエンス」の講演を通して、他分野を含む幅広いヒューマンファクターに関する知見を参加者間で共有し、理解を深めることができた。

 また、施設見学会では日本航空非常救難訓練センターにて「緊急脱出研修」座学体験や施設見学を実施した。航空の安全を堅持するための教育・訓練の重要性を座学体験・施設見学を通して改めて関係者で再認識・共有できたものと考える。



以 上